Linux MintでFF7エバークライシスは遊べる?GCR1660TGF-Eで動作確認
妹から「OSが起動しなくなった」ということで譲ってもらったGCR1660TGF-Eに、Linux Mintをインストールして使っています。
私はゲームをするためにPCを持っているわけではなく、普段はブログを書いたり、Webを見たり、Linuxを触ったりするのが中心です。
そのため、GCR1660TGF-Eをもらったときも、
「Linux Mintが普通に動けば十分」
くらいに考えていました。
ところが、試しに「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS(FF7エバークライシス)」を動かしてみると、普通に遊ぶことができました。
よく見るとPC本体には「STEAM PREINSTALLED」と書かれており、GPUもGeForce GTX 1660 Tiを搭載しています。
つまり、もともとゲーム用途もある程度想定されたPCだったようです。
これまで使っていたCore i7-2720QM搭載ノートPCでは遊べず、Core 2 Quad+GeForce GTX 1060 6GBを搭載したHP XW4600ではLinux Mint 21.3では動いていたものの、22.3では遊べなくなっていました。
そのため最初は、
「Linux Mint 22.3にしたことが原因なのでは?」
と思っていました。
しかし、GCR1660TGF-Eでは同じLinux Mint 22.3でも普通に遊べました。
実際にはOSのバージョンだけで決まるわけではなく、PCの世代やCPU、GPU、ドライバなど、さまざまな条件が関係しているようです。
正直なところ、もらったPCがここまで高性能だとは思っていませんでした。
この記事では、GCR1660TGF-Eとこれまで使っていたPCを比較しながら、FF7エバークライシスの動作について紹介します。
- FF7エバークライシスを試した3台のPC
- GCR1660TGF-EではLinux Mint 22.3でも遊べた
- Core i7-2720QMのノートPCでは遊べなかった
- XW4600はLinux Mint 21.3では遊べていた
- Linux Mint 22.3にするとXW4600では動かなくなった
- ところがGCR1660TGF-Eでは22.3でも動いた
- OSだけでもPCだけでも決まらないようだ
- GTX 1060 6GBとGTX 1660 Ti Mobile 6GBを比較
- GCR1660TGF-Eは最初からゲームも想定されたPCだった
- ゲームは二の次だけど遊べるのはうれしい
- 重すぎないゲームならまだ十分遊べそう
- まとめ|XW4600では21.3で動き、GCR1660TGF-Eは22.3でも動いた
FF7エバークライシスを試した3台のPC
今回比較するのは、次の3台です。
| PC | CPU | GPU | メモリ | OS | FF7エバークライシス |
|---|---|---|---|---|---|
| GCR1660TGF-E | Core i7-9750H | GTX 1660 Ti Mobile 6GB | 16GB | Linux Mint 22.3 | 遊べた |
| 旧ノートPC | Core i7-2720QM | 古い世代のGPU | 16GB | Linux Mint 22.3 | 遊べなかった |
| HP XW4600 | Core 2 Quad Q9550S | GTX 1060 6GB | 16GB | Linux Mint 21.3 | 遊べた |
| HP XW4600 | Core 2 Quad Q9550S | GTX 1060 6GB | 16GB | Linux Mint 22.3 | 遊べなかった |
こうして並べてみると、かなり興味深い結果になっています。
XW4600ではLinux Mint 21.3から22.3へ変更したことで遊べなくなりました。
一方、GCR1660TGF-EではLinux Mint 22.3でも問題なく遊べています。
つまり、
「Linux Mint 22.3ではFF7エバークライシスが動かない」
という単純な話でもありません。
OSだけではなく、PC側のハードウェアとの組み合わせも関係していそうです。
GCR1660TGF-EではLinux Mint 22.3でも遊べた
GCR1660TGF-EにLinux Mint 22.3をインストールしたあと、試しにFF7エバークライシスを起動してみました。
すると普通にゲームを遊ぶことができました。
XW4600ではLinux Mint 22.3にすると動かなくなっていたため、
「22.3では無理なのでは?」
と思っていただけに、これは意外でした。
本体には「STEAM PREINSTALLED」と書かれていた
あらためてPC本体を見てみると、「STEAM PREINSTALLED」と書かれています。
さらにGPUにはGeForce GTX 1660 Ti Mobile 6GBを搭載しています。
今になって考えてみれば、
「そりゃゲームもある程度動くよな」
という構成です。
私はゲーム性能を重視してこのPCを選んだわけではありません。
妹からOSが起動しなくなったPCを譲ってもらっただけなので、最初はそこまでスペックを意識していませんでした。
GCR1660TGF-Eの主なスペック
| 項目 | GCR1660TGF-E |
|---|---|
| CPU | Intel Core i7-9750H |
| コア / スレッド | 6コア / 12スレッド |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti Mobile |
| VRAM | 6GB |
| メモリ | DDR4 16GB |
| ストレージ | NVMe SSD 512GB+SATA SSD 1TB |
| OS | Linux Mint 22.3 |
| 本体表記 | STEAM PREINSTALLED |
| FF7エバークライシス | 遊べた |
Core i7-9750Hは第9世代のCore i7です。
6コア12スレッドなので、これまでメインで使っていたCore i7-2720QMと比べるとCPU性能にもかなり余裕があります。
GPUもGTX 1660 Ti Mobile 6GBです。
私はこれまで、このPCの性能をそれほど意識していませんでした。
しかし実際にゲームを動かしてみると、
「これ、思っていたよりずっと性能が高いな」
と感じました。
ゲームを増やすならNVMe SSDの容量アップもあり
NVMe SSDは512GBなので、ゲームをNVMe側に何本もインストールすると容量が気になってくるかもしれません。
ゲームをたくさん入れるなら、1TB以上のNVMe SSDへ交換するのも選択肢です。
Core i7-2720QMのノートPCでは遊べなかった
これまで使っていたノートPCにはCore i7-2720QMを搭載しています。
長年使ってきたPCで、Linux Mintを使ったWeb閲覧やブログ作成なら現在でも十分使えます。
メモリも16GBあります。
しかし、FF7エバークライシスを遊ぶことはできませんでした。
Core i7-2720QMとCore i7-9750Hを比較
| 項目 | Core i7-2720QM | Core i7-9750H |
|---|---|---|
| 世代 | 第2世代 | 第9世代 |
| コア数 | 4コア | 6コア |
| スレッド数 | 8スレッド | 12スレッド |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| 主な時代 | 2011年前後 | 2019年前後 |
| FF7エバークライシス | 遊べなかった | 遊べた |
どちらもCore i7で、メモリも16GBです。
しかしCPUにはかなり大きな世代差があります。
今回あらためて、
「Core i7だから同じくらいの性能」
とは考えられないことを実感しました。
XW4600はLinux Mint 21.3では遊べていた
少し複雑なのがHP XW4600です。
XW4600にはCore 2 Quad Q9550Sを搭載し、グラフィックボードはGeForce GTX 1060 6GBへ交換しています。
メインメモリも16GBあります。
このPCでは、Linux Mint 21.3を使っていたときにはFF7エバークライシスが動いていました。
つまり、XW4600そのものが完全に非対応だったわけではありません。
XW4600の構成
| 項目 | HP XW4600 |
|---|---|
| CPU | Core 2 Quad Q9550S |
| CPU世代 | Core 2世代 |
| GPU | GeForce GTX 1060 |
| GPUのVRAM | 6GB |
| メインメモリ | 16GB |
| Linux Mint 21.3 | FF7エバークライシスが動いた |
| Linux Mint 22.3 | FF7エバークライシスが動かなかった |
この結果だけを見ると、XW4600についてはOSのバージョン変更が動作に影響した可能性があります。
Linux Mint 22.3にするとXW4600では動かなくなった
XW4600をLinux Mint 22.3へ変更すると、それまで遊べていたFF7エバークライシスが動かなくなりました。
そのため当初は、
「原因はLinux Mint 22.3なのでは?」
と考えていました。
これは自然な考え方だったと思います。
Linuxではバージョンが変わることで、
- Linuxカーネル
- NVIDIAドライバ
- Mesa
- Wine
- Proton
- Steam Runtime
- 各種ライブラリ
なども変化します。
ゲームの場合、このような違いによって、それまで動いていたものが動かなくなることもあります。
ところがGCR1660TGF-Eでは22.3でも動いた
ここで面白かったのがGCR1660TGF-Eです。
XW4600ではLinux Mint 22.3で遊べなかったため、GCR1660TGF-Eでも無理かと思っていました。
しかし実際には問題なく動きました。
| PC | Linux Mint | FF7エバークライシス |
|---|---|---|
| XW4600 | 21.3 | ○ 遊べた |
| XW4600 | 22.3 | × 遊べなかった |
| GCR1660TGF-E | 22.3 | ○ 遊べた |
この結果を見ると、かなり分かりやすいです。
Linux Mint 22.3だからゲームが動かないわけではありません。
一方でXW4600では21.3から22.3へ変更したことで動作しなくなっているため、OSの違いがまったく無関係とも言えません。
OSだけでもPCだけでも決まらないようだ
今回試してみて感じたのは、
「ゲームが動くかどうかはOSだけでもPCのスペックだけでも決まらない」
ということです。
XW4600の場合、
- Core 2 Quad Q9550S
- GTX 1060 6GB
- メモリ16GB
- Linux Mint 21.3
では動きました。
ところがLinux Mint 22.3では動かなくなりました。
一方、GCR1660TGF-Eでは、
- Core i7-9750H
- GTX 1660 Ti Mobile 6GB
- メモリ16GB
- Linux Mint 22.3
でも動いています。
PCの世代によって新しい環境への対応力も違うのかもしれない
XW4600はGPUこそGTX 1060へ交換していますが、CPUはCore 2 Quad Q9550Sです。
PCとしての基本設計はかなり古い世代になります。
一方、GCR1660TGF-Eは第9世代Core i7を搭載しています。
新しいOSやドライバ、ゲーム環境になったときに、このPC全体の世代差が影響している可能性もありそうです。
もちろん、今回の結果だけで具体的な原因を断定することはできません。
ただ、
「GTX 1060があるから大丈夫」
「Linux Mint 22.3だからダメ」
というほど単純ではないことは分かりました。
GTX 1060 6GBとGTX 1660 Ti Mobile 6GBを比較
XW4600にはGTX 1060 6GB、GCR1660TGF-EにはGTX 1660 Ti Mobile 6GBを搭載しています。
どちらもVRAMは6GBです。
| 項目 | XW4600 | GCR1660TGF-E |
|---|---|---|
| CPU | Core 2 Quad Q9550S | Core i7-9750H |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | GTX 1060 6GB | GTX 1660 Ti Mobile 6GB |
| VRAM | 6GB | 6GB |
| CPU世代 | Core 2世代 | 第9世代Core |
| Mint 21.3 | 遊べた | 未確認 |
| Mint 22.3 | 遊べなかった | 遊べた |
| ゲーム向け要素 | GPUを後付け | STEAM PREINSTALLED表記 |
GPUのVRAMはどちらも6GB、メインメモリも16GBです。
しかしゲームの動作結果は違います。
CPUやPC全体の世代、ドライバ環境などを含めて判断する必要がありそうです。
GCR1660TGF-Eは最初からゲームも想定されたPCだった
GCR1660TGF-Eについては、本体に「STEAM PREINSTALLED」と書かれています。
さらにGTX 1660 Ti Mobileを搭載しています。
私はゲーム用PCとして選んだわけではないので、譲ってもらった当初はそこまで気にしていませんでした。
しかしFF7エバークライシスを動かしてみて、
「このPC、もともとゲームもできるPCだったんだな」
と今さら気づきました。
もらったPCが思った以上に高性能だった
そもそも妹から、
「OSが起動しなくなった」
という理由でもらったPCです。
最初はLinux Mintを入れて普通に使えれば十分だと思っていました。
ところが実際には、
- Core i7-9750H
- 6コア12スレッド
- メモリ16GB
- GTX 1660 Ti Mobile 6GB
- NVMe SSD
- STEAM PREINSTALLED
という構成でした。
古いPCを長く使ってきた私からすると、かなりの性能アップです。
ゲームは二の次だけど遊べるのはうれしい
とはいえ、私はゲームをするためにPCを持っているわけではありません。
普段は、
- WordPressでブログを書く
- FirefoxでWebを見る
- Linuxを触る
- VirtualBoxを使う
- 動画を見る
- ファイルを整理する
といった用途が中心です。
ゲーム性能は二の次です。
最新の重量級ゲームを最高画質で遊べる必要もありません。
それでも、
「やりたいゲームがあれば、ある程度遊べる」
という余裕があるのはうれしいところです。
ゲームパッドがあると遊びやすい
私はゲームがメイン用途ではありませんが、せっかく遊べるならゲームパッドを1つ用意しておくと便利です。
重すぎないゲームならまだ十分遊べそう
GTX 1660 Ti Mobileは現在では最新のGPUではありません。
しかしFF7エバークライシスが遊べたことを考えると、極端に重いゲームでなければ、まだいろいろ遊べそうです。
私の場合はゲーム専用PCではなく、
普段使いのLinux PCとして快適で、ついでにゲームもできる
くらいがちょうどいいです。
長時間遊ぶなら冷却台も選択肢
GCR1660TGF-EはGTX 1660 Tiを搭載しているため、ゲーム中はCPUやGPUに負荷がかかります。
長時間遊ぶことが多いなら、ノートPC用冷却台を使って熱対策をするのも選択肢です。
まとめ|XW4600では21.3で動き、GCR1660TGF-Eは22.3でも動いた
今回の結果をまとめると次のようになります。
| PC | CPU | GPU | Linux Mint | FF7エバークライシス |
|---|---|---|---|---|
| GCR1660TGF-E | Core i7-9750H | GTX 1660 Ti 6GB | 22.3 | ○ 遊べた |
| Core i7-2720QMノート | Core i7-2720QM | 古いGPU | 22.3 | × 遊べなかった |
| XW4600 | Core 2 Quad Q9550S | GTX 1060 6GB | 21.3 | ○ 遊べた |
| XW4600 | Core 2 Quad Q9550S | GTX 1060 6GB | 22.3 | × 遊べなかった |
XW4600ではLinux Mint 21.3のときにはFF7エバークライシスが動いていました。
ところが22.3では動かなくなりました。
そのため、XW4600についてはOSやドライバなどソフトウェア環境の変化が影響した可能性があります。
一方、GCR1660TGF-EではLinux Mint 22.3でも普通に遊べました。
つまり、
「Linux Mint 22.3だから遊べない」
というわけでもありません。
PCの世代やCPU、GPU、ドライバ、OSなど、さまざまな条件の組み合わせで動作が決まっているようです。
そして今回、一番驚いたのはGCR1660TGF-Eの性能でした。
私はゲーム用としてこのPCを手に入れたわけではありません。
それでも本体には「STEAM PREINSTALLED」と書かれ、GTX 1660 Ti Mobile 6GBも搭載されています。
OSが起動しないということで何気なくもらったPCでしたが、実際には想像していた以上に高性能でした。
ゲームは二の次ですが、普段使いが快適で、重すぎないゲームまで遊べるなら私には十分すぎるPCです。
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