はじめに
「Linuxって聞いたことあるけど、実際なにができるの?」
「Windowsの代わりになるの?」
「仕事や趣味に使えるのか不安…」
そんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか?
Linuxは、無料で使えるオープンソースのOS(オペレーティングシステム)で、世界中のサーバーや開発環境で広く使われています。
とはいえ、初心者にとっては「本当に自分の用途に使えるのか?」が一番気になるポイントですよね。
この記事では、Linuxで“できること”と“できないこと”を整理して紹介していきます。
Linuxをこれから使ってみようという方は、ぜひ参考にしてみてください!
Linuxでできること ✅
💻 1. Webブラウジング・SNSは問題なし!
Linuxでも普通にインターネットはできます。
Firefox、Chromium(Chromeのオープン版)、Braveなどのブラウザが使えます。
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✅ YouTube視聴
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✅ GmailなどのWebメール
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✅ Twitter(X)、InstagramなどのSNS
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✅ GoogleドキュメントやGoogleカレンダーも問題なし
つまり、「ネットを見る・調べる・SNSする」は完全にOK!
📝 2. 文書作成や表計算もできる
Microsoft Officeの代わりとして、Linuxには LibreOffice や OnlyOffice があります。
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Word → LibreOffice Writer
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Excel → LibreOffice Calc
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PowerPoint → LibreOffice Impress
.docx や .xlsx の読み書きもできます(一部レイアウト崩れの可能性あり)。
趣味や個人利用ならほとんど問題なく使えます。
🎨 3. 画像・動画の編集も可能
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GIMP(Photoshop代替)
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Inkscape(Illustrator代替)
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Krita(ペイント、イラスト向け)
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Kdenlive、Shotcut(動画編集)
趣味レベルの写真加工、動画編集なら十分できます。
OBS StudioもLinux版があり、YouTube配信にも対応しています。
🧑💻 4. プログラミングや開発に最適!
Linuxは開発環境として非常に優秀です。特に以下のような開発者に人気です。
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Webアプリ開発(HTML/CSS/JavaScript + Node.js など)
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Python、C/C++、Rust、Go などの言語も快適
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Git、Docker、VS Code、JetBrains製品なども使用可能
エンジニア志望なら、Linux環境は学習にも最適です。
🌐 5. サーバー構築やネットワークの学習ができる
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Apache/Nginx でWebサーバー構築
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MySQL/PostgreSQL でデータベース運用
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SSHやFirewall設定など、実践的なスキルを身につけられる
仮想マシンやRaspberry Piを使って、自宅サーバーを構築することも可能です。
🎮 6. 一部のゲームも遊べる
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SteamのLinux版がある
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Proton(互換レイヤー)で多くのWindowsゲームがプレイ可能
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Lutrisでエミュレーター系やWineゲームも対応
大作ゲームもある程度は動きますが、次で紹介する「できないこと」に注意が必要です。
Linuxで“やや難しい” or “できない”こと ❌
⚠️ 1. Microsoft Officeと完全に同じ使い方はできない
LibreOfficeは優秀ですが、以下のようなケースでは互換性に注意が必要です:
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ExcelのVBAマクロや関数
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PowerPointのアニメーションやグラフの細かいデザイン
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Word文書の複雑な段組みやレイアウト
特に仕事で「社内のテンプレート通りに提出しないといけない」場合は要注意です。
⚠️ 2. Adobe製品は動かない(代替ソフトあり)
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Photoshop、Illustrator、Premiere Pro などの商用版はLinux非対応
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Wine経由で動かすこともできますが、安定性や機能に難あり
クリエイター用途では代替ソフト(GIMP, Inkscape, Krita)での慣れが必要です。
⚠️ 3. 最新のWindowsゲームは非対応な場合あり
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VALORANTや一部のSteamタイトルはAnti-Cheatの関係で動かない
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プロゲーマー用途では厳しい
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ProtonやWineで対応していても、完全動作するとは限らない
⚠️ 4. 周辺機器との相性問題
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古いプリンタ、ICカードリーダー、スキャナなどでドライバ非対応がある
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BrotherやEPSONはLinux対応機種が比較的多いが、Canonは機種差が大きい
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ゲーミングマウスや特殊キーボードも要注意
⚠️ 5. 独自業務アプリや商用ソフトが使えない
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弥生会計、筆まめ、業務用CAD、Windows専用ソフトなどは基本非対応
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Wineで動くこともあるが、保証はできない
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業務に依存する人はWindowsとの併用を推奨
🔁 Linuxで「できないこと」でも、代替手段で十分カバーできる!
「Linuxはできないことが多そう」と思うかもしれませんが、実は代替ソフトや回避策がしっかり整ってきているのが最近のLinux事情です。
以下の表で、よくある用途と代替手段をまとめました。
Windowsでの用途 | Linuxでの代替手段 |
---|---|
Microsoft Office | LibreOffice、OnlyOffice(互換あり) |
Adobe Photoshop | GIMP、Krita(高機能で無料) |
Adobe Illustrator | Inkscape(SVG編集に最適) |
Premiere Pro | Kdenlive、Shotcut(動画編集対応) |
iTunes | Rhythmbox、Clementine(音楽管理) |
Zoom / Teams | Linux版 or Web版(基本的な会議OK) |
Windows専用ゲーム | Steam(Proton)、Lutris、Wine(互換プレイ) |
🧑💻 Linuxが「向いている人」と「向いていない人」
Linuxは万人向けではありません。とはいえ、合う人にとっては最高のOSでもあります。
どんな人に向いているか/向いていないかを整理してみましょう。
✅ Linuxが向いている人
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💡 パソコンの仕組みに興味がある人
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🧰 無料のソフトだけでやりくりしたい人
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👨💻 プログラミング・開発・学習に使いたい人
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💻 古いPCを有効活用したい人
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🧪 カスタマイズ・実験が好きな人
→ 「学びたい」「試したい」「節約したい」タイプにとって、Linuxは最強の選択肢です。
❌ Linuxがあまり向いていない人
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🧾 仕事でMicrosoft Officeの完全互換が必要な人(特にマクロ、特殊フォーマット)
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🎮 VALORANTや最新の3Dゲームが主な用途の人
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🖨 プリンタや特殊機器に絶対に対応させたい人
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🧱 「何かあっても自己解決したくない」人
→ こういう方には、WindowsとのデュアルブートやWSL(Windows Subsystem for Linux)を併用するのがおすすめです。
✨ まとめ:Linuxは「向き・不向き」を理解すれば、最高の選択肢になる
Linuxには確かに「できないこと」もありますが、それ以上に「無料でこれだけできるの!?」という驚きがあります。
使いこなせば、自分専用の快適なPC環境を手に入れることができます。
特に以下のような人には強くおすすめできます。
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新しいことに挑戦してみたい人
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開発スキルを伸ばしたい学生・社会人
-
古いPCをもう一度活用したい人
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なんとなくWindowsに不満がある人
💬 コメント歓迎!
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✅ この記事で伝えたかったこと(おさらい)
Linuxは「できること」が意外と多い(開発・ブラウジング・オフィス作業など)
「できないこと」もあるが、代替手段でカバー可能
自分の使い方に合えば、無料で快適な環境が手に入る
こんなnoteを書いています!
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