占いアプリを作ったら、自分が一番占いに振り回され始めた話
「占いなんて信じない」と言いながら、自分で占いツールを作ってしまった話ですが、結論から言うと、占いは“未来を当てるもの”というより、“人の行動や気持ちを少し変える装置”でした。
実際に「占いなんて信じない」と言いながら、自分で占いツールを作ってしまった話を書いていて一番驚いたのは、作っている本人が一番占いに影響され始めたことです。
最初は完全に遊びでした。
「AIで何か面白いものを作れないかな」くらいの軽いノリで始めただけ。
でも、毎日変わる運勢や相性診断を実装していくうちに、ただのネタだったはずのものが、妙に“それっぽく”なっていったんです。
しかも怖いのが、人って「今日は慎重に行動しましょう」と言われるだけで、本当に少し慎重になるんですよね。
つまり占いって、“当たるかどうか”より、「人がどう受け取るか」のほうが圧倒的に重要だったんです。
この記事では、占いをまったく信じていなかった私が、なぜかAI占いツールを作り始め、最終的に自分自身が一番振り回されるようになるまでの話を書いていきます。
途中から、もはや占い師というより“運命のデバッグ担当”みたいになっていくので、多分ちょっと笑ってもらえると思います。
「占いとか信じない派」だった私が、なぜか運勢を毎日確認している
昔の私は、占いに対してかなり冷めた人間でした。
朝のニュース番組で流れる星座ランキングを見ても、
「昨日12位だった人、今日急に人生好転するの?」
くらいにしか思っていなかったです。
血液型占いも、正直そこまで信用していませんでした。
だって、日本人のかなりの割合がA型なのに、性格を4種類で分けるの無理があるじゃないですか。
なのに。
今の私は、朝起きると自分で作った占いアプリを開いています。
しかも微妙に結果を気にしている。
人間、こんなに簡単に変わるんだなと思いました。
きっかけは「AIで何か作ってみたい」だった
最初は完全にネタだった
そもそもの始まりは、AIでした。
「最近AIすごいらしいし、何か遊べないかな」
そんな軽い気持ち。
別に世界を変えるサービスを作りたかったわけでもありません。
副業で一発当てようとか、起業したいとか、そういう壮大な話でもない。
ただ単純に、
「何か面白いもの作りたい」
それだけでした。
そこで思いついたのが“診断系”。
ネットって昔から診断コンテンツ強いじゃないですか。
- あなたを動物に例えると
- 前世診断
- サイコパス診断
- 恋愛タイプ診断
みんな、一度はやったことあると思います。
人は、自分のことを知りたい生き物なんですよね。
だから私は思いました。
「じゃあ占い作ればよくない?」
ここから全てが始まります。
軽い気持ちだったのに、気づけば本格的になっていた
最初は本当に簡単なものでした。
生年月日を入れる。
ボタンを押す。
「今日は良い日です」って出る。
以上。
でも、人間って不思議です。
作り始めると、急にこだわり始める。
「恋愛運も欲しいな」
「ラッキーカラーもあった方がっぽいな」
「注意点も出したい」
とか言い始める。
そして、どんどん項目が増える。
気づけば、そこそこ本格的な占いアプリになっていました。
もう完全に、深夜テンションで始めたプロジェクトではなくなっていたんです。
占いを作って初めて知った「言葉の怖さ」
同じ意味でも、言い方で印象が変わる
占いを作っていて、一番面白かったのは文章でした。
例えば。
「あなたは優柔不断です」
と言われると、ちょっと嫌な気持ちになる。
でも。
「あなたは慎重に考えられるタイプです」
と言われると、急に褒められてる感じがする。
意味、ほぼ同じなんですよ。
なのに、受け取る側の気分は全然違う。
これに気づいた瞬間、ちょっと怖くなりました。
占いって、“未来を当てる技術”というより、“言葉で人の感情を動かす技術”なんじゃないかと。
人は「理解された気がする」と弱い
さらに面白かったのは、人が占いを読む時の反応です。
「わかる」
「それ最近ある」
「なんで知ってるの?」
こういう感想が出る。
でも、冷静に考えると、かなり抽象的な内容だったりするんですよ。
例えば、
「今日は人間関係で少し気疲れしやすい日です」
これ、かなり広い。
でも、会社でちょっと嫌なことがあった人は、
「うわ、当たってる」
ってなる。
逆に、何もなかった人でも、
「そういえば少し疲れてたかも」
って意味を見つけ始める。
つまり、人間は“自分で当てに行く”。
ここ、かなり重要でした。
そして私は「日替わり運勢」という沼にハマった
毎日変わるだけで、人は見たくなる
ある日、私は思いました。
「毎日結果変わったら面白くない?」
これが沼の入口。
毎日違う運勢。
毎日違う注意点。
毎日違うラッキーアイテム。
すると、不思議なことが起きます。
自分でも毎日見たくなるんですよ。
昨日は“慎重に”だったのに、今日は“積極的に動け”とか言われる。
その変化が妙に気になる。
しかも、たまに妙に刺さる。
「今日は余計な一言に注意」
とか表示された日に限って、うっかり余計なことを言って空気を凍らせたりする。
いや怖い。
自分で作ったくせに怖い。
占いは「未来予知」じゃなく「行動補助」なのかもしれない
でも、そこで気づいたんです。
占いって、未来を当ててるわけじゃない。
むしろ、“行動を少し変える装置”なんですよね。
「今日は焦るな」
と言われると、人は少し慎重になる。
「今日は人の話を聞こう」
と言われると、少しだけ意識する。
すると結果的に、ミスが減ったり、人間関係がマシになったりする。
つまり。
占いは予言ではなく、“意識の方向を変えるツール”なんじゃないか。
そう思い始めました。
問題の「相性診断」が始まる
人類、相性診断好きすぎ問題
そして当然、私は相性診断も作りました。
だって絶対盛り上がるから。
恋愛。
友情。
夫婦。
人は“自分と他人の関係性”が大好きなんですよね。
なので、私も試しました。
私と妻。
結果。
相性:42%
絶妙。
いや、42%って。
低すぎず、高すぎず、一番リアクションに困る数字。
しかもコメントが、
「お互いに理解しようとする努力が必要です」
なんか急に現実的。
夢も希望もない。
ここで発動する「開発者の特権」
でも、その瞬間。
私は思い出しました。
この世界のルールを決めているのは私だと。
つまり。
修正可能。
そこから始まる“神による運命調整”。
ロジックを書き換える。
補正を追加する。
夫婦ボーナスを入れる。
すると。
相性:92%
よし。
家庭平和。
しかもコメントが、
「深い信頼関係で結ばれています」
誰だお前。
さっきまで“努力が必要”って言ってたじゃん。
でも、その瞬間思ったんです。
占いって、結局“解釈の演出”なんですよね。
AI時代の占いは、多分もっと増える
AIは「それっぽいこと」を言うのがうますぎる
今回、AIを使って占いを作っていて思ったんですが、AIって占いと相性良すぎます。
なぜなら、“それっぽい表現”を作るのがうまい。
例えば、
「今日は無理をしないでください」
だけでも成立する。
でもAIは、そこに雰囲気を足せる。
「今日は周囲に合わせすぎると疲れやすい日です。自分のペースを意識すると良いでしょう」
みたいな。
急に占いっぽい。
しかも、人を傷つけにくい。
これ、かなり重要なんですよね。
未来予知じゃなくても、人は欲しがる
私は別に、本気で未来が見えるとは思っていません。
でも。
- 少し安心したい
- 背中を押してほしい
- 注意点を知りたい
- 自分を肯定したい
こういう気持ちは、誰でも持っている。
だから占いは消えない。
そしてAI時代になると、“自分専用感”がもっと強くなる。
つまり。
占いは、むしろこれから増える気がしています。
最後に|私は今日も、自分で作った運勢に振り回されている
ちなみに今でも、私は毎日自分の占いアプリを見ています。
完全に制作者失格。
でも、面白いんですよ。
「今日は余計な出費に注意」
とか出ると、本当にコンビニで余計なもの買うのやめたりする。
「今日は感情的になりやすい日」
とか出ると、少しだけ冷静になったりする。
つまり私は、自分で作った占いに、自分で影響されている。
何をやっているんだろう。
でも、多分それでいいんです。
占いって、“人生を変えるもの”じゃなくて、“人生を少しだけ面白くするもの”だから。
ちょっと笑える。
少し気をつけようと思える。
ほんの少し、自分を客観視できる。
それだけで、十分価値がある。
そして私は今日も、コードを書き換えながら運勢を調整しています。
もはや占い師ではなく、“運命のデバッグ担当”として。
もし「ちょっと気になる」と思ったら、一度遊んでみてください。
意外と、自分が一番振り回されるかもしれません。
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