Puppy Linux・Jammypup32-22.04は、UbuntuとDebianの技術を融合した32ビットの軽量OSで、日本語対応が強化されています。
Ubuntuが32ビット版の提供を終了した後、peabee氏がDebianから必要なコンポーネントを移植して開発しました。
このOSは、低スペックのハードウェアでも高速に動作し、多くのアプリケーションに対応しています。
また、BIOSおよびUEFI環境の両方で動作可能で、64ビットのコンピュータでも利用できます。
日本語版では、Mozcの導入により日本語入力が容易になり、英語が苦手なユーザーにも使いやすいインターフェースを提供しています。
インストールは、ISOファイルをダウンロードし、DVDやUSBに書き込んで起動するだけで簡単に行えます。
Puppy Linux・Jammypup32-22.04の特徴
軽量で高速な動作
Puppy Linux・Jammypup32-22.04は、システムリソースの消費が少なく、古いハードウェアでも快適に動作します。
そのため、最新のスペックを必要とせず、手持ちのPCを有効活用できます。
幅広いアプリケーションのサポート
多くの種類のアプリケーションやプログラムをサポートしており、日常的な作業から専門的な用途まで幅広く対応しています。
BIOSおよびUEFIの両方に対応
BIOS環境とUEFI環境の両方で動作可能なため、さまざまなPCでのインストールが容易です。
64ビットコンピュータでも利用可能
32ビットOSでありながら、64ビットのコンピュータでも正常に動作します。
これにより、幅広いハードウェアでの利用が可能です。
日本語対応の強化
Mozcによる日本語入力
日本語入力システムとしてMozcを採用しており、スムーズな日本語入力が可能です。
これにより、日本語での文書作成やインターネット検索が快適に行えます。
インストール手順
システム要件
・RAM: 512MB以上
・ストレージ: 4GB以上
インストール手順
ISOファイルのダウンロード
サイトからJammypup32-22.04のISOファイルをダウンロードします。
ブートメディアの作成
ダウンロードしたISOファイルをCDまたはUSBメモリに書き込みます。
Windows環境では、Rufusなどのツールを使用すると便利です。
ライブ環境の起動
作成したブートメディアからPCを起動し、ライブ環境に入ります。
インストール用ファイルのコピー
ライブ環境から、内蔵ハードディスクやUSBメモリなどのインストール先に必要なファイル(例: vmlinuz
, initrd.gz
, puppy_upupjj+d_22.04.sfs
)をコピーします。
ブートローダーの設定:
GRUBなどのブートローダーを設定し、システム起動時にJammyPup32を選択できるようにします。
初回起動と設定:
インストールが完了したら、システムを再起動し、必要な初期設定(キーボードレイアウト、タイムゾーン、言語設定など)を行います。
フルーガルインストールは、システム全体を1つのディレクトリ内にまとめて配置するため、ディスクスペースの節約やバックアップの容易さなどの利点があります。
また、Puppy Linuxの公式フォーラムや日本語コミュニティでは、具体的な手順やトラブルシューティングに関する情報が提供されています。
さらに、JammyPup32-22.04の日本語化に関する情報や日本語版の提供も行われています。
詳細については、以下のリンクをご参照ください。
これらのリソースを参考に、適切なインストール方法を確認してみてください。
Youtubeを見る方法
最初からインストールされているFirefoxではWebブラウザが古くてYoutubeが見れません。
この方法を見つけるのに、かなり時間がかかりました。
Puppy Linux 日本語 フォーラムページにある、 firefox-128.3.1esr-x86.sfs (32bit)をインストールします。
/opt/firefoxからFirefoxアイコンをデスクトップにD&Dします。
Firefoxアイコンを右クリックして、ファイル’firefox’アイコンを設定をクリックします。
/opt/firefox/browser/chrome/icons/defaltから
defalt128.p-ngアイコンをD&Dします。
これでFirefoxのアイコンが設定されます。
アイコンをクリックでFirefoxESRが起動します。
※追記
FirefoxでYoutubeの音が出なくなったため、WebブラウザにPalemoonをインストールしました。
ダウンロードはこちらでsfsファイルをインストールします。
Palemoonを起動して、日本語言語パックをこちらからインストールします。
Palemoonの実行ファイルは、端末でfind / -name palemoon 2>/dev/nullと打ったとき表示される、/initrd/pup_ro数字/opt/palemoonの中にあるはずです。
/initrd/pup_ro数字/opt/palemoonの中にあるpalemoonをデスクトップにD&Dします。
起動が確認できたら、一度Palemoonのブラウザを閉じて次に進んでください。
Palemoonのブラウザを起動して、アドレスバーに、about:configと打ちEnterを押します。
注意して進んでください!とのメッセージが英語で出ますが、チェックが入っているのを確認してクリックします。
Searchの中に、general.useragent.localeと入力すると、
general.useragent.localeという項目が出てくるので、general.useragent.localeをダブルクリックします。
en-USになっているところをja-JPにしてOKを押します。
一度閉じてから開くと日本語表記になっています。
VLCインストール
こちらのページからsfsファイルをダウンロードしてインストールします。
これで市販のDVDが見れるようになりました。
まとめ
JammyPup32-22.04は、軽量でありながら多機能なOSで、日本語対応も充実しています。
古いPCの再利用や軽快な動作を求めるユーザーにとって、最適な選択肢となるでしょう。
さらに、JammyPup32の詳細な紹介動画がありますので、参考にしてください。
※WebブラウザアイコンをクリックしてFirefoxESRを起動させようとしたのですが、できなくて断念しました。
また、FirefoxESRでYoutubeの音が出なくなり、Palemoonをインストール、日本語化と苦労しましたが32bitのPuppyLinuxでyoutubeが見れただけでも良かったです。
他のソフトについては、これから検証します。