Contents
  1. 【実機検証】Core2世代の古いPCに入るLinuxは?MintとMXを比較した結論
  2. 結論:Core2世代ではMintとMXの「軽さ」より相性がすべて
  3. 検証環境(実機スペック)
  4. 実機検証結果【比較表】
  5. まず準備:古PC延命は「SSD・USB・メモリ」が先
  6. 大前提:SSDに換装していないと厳しい
  7. LinuxインストールにはUSBメモリが必須
  8. メモリは最低4GBほしい
  9. なぜ結果が分かれたのか(推測される原因)
  10. 結局どっちを選ぶべきか?(機種別の結論)
  11. それでも起動しないときの対処法(古PCあるある)
  12. FAQ
  13. 迷ったらこれ:古PCで成功率が上がる試す順番
  14. まとめ:Core2世代の古PC延命は「入ったからこれ」が正解

【実機検証】Core2世代の古いPCに入るLinuxは?MintとMXを比較した結論

Core2世代の古いPCにLinuxを入れて延命するなら、「Linux Mint XFCE」と「MX Linux XFCE」の軽さ比較よりも、まず“インストールできるか(相性)”が最重要です。

この記事では、Core2世代クラスの実機としてDell XPS M1210Dell Latitude D531を使い、Linux Mint XFCEMX Linux XFCEを実機検証して「どっちが入るか」を結論ベースでまとめます。

結論はシンプル。
Core2世代では「軽さの差」より「インストールできるかどうか」の相性がすべてでした。

結論:Core2世代ではMintとMXの「軽さ」より相性がすべて

  • XPS M1210 → MX Linux 25.1 XFCEしか安定しなかった
  • Latitude D531 → Linux Mint 22.3 XFCEしか安定しなかった

つまり、Core2世代ではスペック表を比較しても意味がありません。
古PCでは「どちらが軽いか」ではなく「どちらが入るか」が答えになります。

この記事では、

  • なぜ機種ごとに結果が分かれたのか(推測)
  • Linux Mint XFCEとMX Linux XFCEの違い(超ざっくり)
  • 古PCで起きやすいトラブルと対処
  • 失敗しない選び方(成功率が上がる順番)

を初心者の方にもわかりやすく解説します。

検証環境(実機スペック)

■ Dell Latitude D531

  • CPU:AMDデュアルコア TK-57
  • GPU:ATI系内蔵
  • メモリ:4GB
  • SSD換装済み

■ Dell XPS M1210

  • CPU:Core2 Duo T7200
  • GPU:Intel内蔵
  • メモリ:4GB
  • SSD換装済み

どちらも2006〜2007年頃のモデル。いわゆる“本気の古PC”です。

※今回は「Core2世代“前後”の古ノート(2006〜2007年クラス)」として比較しています。Latitude D531はCPUがAMDですが、同年代・同クラス機として検証に含めました。

実機検証結果【比較表】

まずは結果を一発で分かるように表にまとめます。
この記事の最重要パートなので、最初に見てOKです。

機種 GPU系統 Linux Mint 22.3 XFCE MX Linux 25.1 XFCE 結論
XPS M1210 Intel内蔵 不安定(安定運用まで至らず) 安定 MX Linux
Latitude D531 ATI系内蔵 安定 不安定(安定運用まで至らず) Linux Mint

この通り、同じCore2世代クラスでも結果は真逆。
だから「軽さランキング」みたいな記事を読んでも、古PCでは当たり外れが出ます。

まず準備:古PC延命は「SSD・USB・メモリ」が先

Core2世代クラスは、OSの選択以前に準備で成功率が決まります
ここを飛ばすと「Linuxが遅い」じゃなくて、古PCの土台が遅いだけ…って事故が起きがち。

  • SSD(ほぼ必須):HDDだと起動も更新も激重になりやすい
  • インストール用USB(8GB以上):古PCほど相性で起動成否が分かれる
  • メモリ(目安4GB):2GBだとブラウザが厳しい

先に「この機種で実際に入った手順」を見たい人は、下の記事もどうぞ。

XPS M1210再生計画|MXLinux25.1XFCEインストール成功レポート
Latitude D531で軽量Linuxは本当に軽い?MX Linux・Lubuntuが動かなかった原因

大前提:SSDに換装していないと厳しい

正直に言います。
SSDに換装していないと、どのLinuxでも厳しいです。

HDDのままだと、

  • 起動が遅い
  • フリーズしやすい
  • ブラウザが重い

となりやすいです。

🔽おすすめSATA SSD(240GB〜500GB)

古PC延命で一番効くのはLinux選びよりSSD換装でした。私が実際に使ったSSDはこちらです。


※Core2世代クラスはSATA2ですが、SATA3 SSDはそのまま使えます(互換性あり)。
※容量は256GBでも十分ですが、余裕を見るなら500GBも選択肢です。

LinuxインストールにはUSBメモリが必須

Linuxをインストールするには、インストール用USBメモリ(8GB以上)が必須です。意外と「持っていなかった」という人が多いです。

結論:16GBのUSBメモリが一番無難です(8GBでも可能ですが、余裕がないことがあります)。

古いPCでは、USBメモリの相性やポートの違いで起動成否が分かれることがあります。
起動しない場合は「USB2.0側に挿す」「別メーカーのUSBを使う」だけで改善することもあります。

🔽おすすめUSBメモリ(8GB〜32GB)

古PCはUSB相性が出やすいので、安定しやすい国内メーカー製を使うのが無難です。


  • USB2.0でもOK(古PCなら十分)
  • できれば国内メーカー品が安心
  • 16GBあれば余裕

※Core2世代PCはUSB3.0非対応の場合もあるため、USB2.0でも問題ありません。

メモリは最低4GBほしい

2GBだとブラウザがきついです。可能なら4GBまで増設しましょう。

🔽おすすめDDR2メモリ


なぜ結果が分かれたのか(推測される原因)

おそらく原因は、カーネル構成とGPUドライバ(初期化)周りの違いです。

  • Mint → Ubuntu LTSベース(比較的新しめの構成になりやすい)
  • MX → Debian Stableベース(保守的で“枯れた”構成になりやすい)

古いATIや初期Intel内蔵GPUは、カーネルとの相性問題が出やすい世代です。
わずかな違いが「起動ループ」「解像度固定」「GPU初期化エラー」を引き起こすことがあります。

同世代PCでも結果が分かれる理由は、たぶんここです。

結局どっちを選ぶべきか?(機種別の結論)

✔ Latitude D531なら

Linux Mint 22.3 XFCE

ATI系との相性が良好でした。

✔ XPS M1210なら

MX Linux 25.1 XFCE

Mintは安定運用まで至りませんでした。

迷った人向け:成功率が高い順番(まずこれでOK)

  • ATI系GPU → まずLinux Mint XFCE
  • Intel内蔵GPU → まずMX Linux XFCE

それでも起動しないときの対処法(古PCあるある)

古PCは「ISO作って起動して終わり」じゃないことが多いです。

まずは下の順で試すのが安全です。

① USBを変える・挿す場所を変える

  • USB2.0ポートに挿す(青いUSB3.0っぽい所は避ける)
  • USBメモリのメーカーを変える

ここで改善するケースが多いので、USBは「無難な1本」を用意しておくとラクです。(上のおすすめUSBリンクから確認できます)

② 起動オプション「nomodeset」を試す

画面が真っ暗・解像度が変・フリーズする場合、GPU初期化が原因のことがあります。

起動メニューで「nomodeset」を付けて試すと改善することがあります。

※起動メニューで対象の項目を選び、eキーで編集 → quiet splash の後ろに nomodeset を追加 → F10で起動、が定番手順です(機種によりキー表示が違うことがあります)。

③ BIOS設定を確認する

  • USB起動(Boot Order)が有効か
  • Legacy/UEFIの設定(機種による)

FAQ

Q. 32bit版と64bit版、どっちを選べばいい?

まずはCPUが64bit対応かどうかで決まります。

Core2 Duoは64bit対応が多いですが、古い機種だと周辺相性で起動で詰まることもあります。

  • 基本:64bit対応なら64bit版(今のLinuxは64bitが主流)
  • 例外:起動しない場合は別ISO/別ディストリ/別USBで回避できることがあります

Q. 「PAEが必要」とか「i386」って何?

かなり古い32bit CPUでは、メモリを扱う仕組み(PAE)の有無が問題になります。この記事の実機(Core2/同年代)だと通常は気にしなくてOKですが、さらに古いPentium M世代などは32bit+PAEで詰まることがあります。

  • i386:32bit環境向け
  • PAE:32bitでもメモリ拡張に関係する仕組み(古CPUで非対応がある)

Q. USB作成はRufusとEtcher、どっちがいい?

どちらでもOKですが、古PCは「USBの作り方の相性」も出ます。

  • Windowsで作るなら Rufus(設定を変えて試せる)
  • 迷ったら BalenaEtcher(シンプルで失敗が少なめ)

※同じISOでも「作成ツールを変えたら起動した」というケースは普通にあります。

Q. 「UEFI/Legacy(BIOS)」はどっちで入れるべき?

2006〜2007年頃の古ノートはLegacy(従来BIOS)が基本です。

UEFIがある機種でも、うまく起動しないならLegacy寄りに揃えると安定することがあります。

  • 起動しない→まずLegacyで試す
  • USBが見えない→Boot Order/USB Boot/起動優先順位を確認

Q. インストール中に画面が真っ暗・フリーズする

古PCあるあるです。原因はGPU初期化(描画)周りの相性が多いので、まずはこれを試してください。

  • 起動オプション「nomodeset」
  • 別USBメモリ(メーカー違い)
  • USB2.0ポートに挿す

Q. 解像度が1024×768に固定されて変えられない

多くはGPUドライバが正しく当たっていない状態です。

まずは「nomodesetなしで起動できる状態」を目指します。

  • nomodesetで起動できた=応急処置(解像度固定になりやすい)
  • まずは別ディストリ/別カーネル構成(Mint↔MX)で通常起動できるか試す

Q. ログイン画面に戻る(ログインループ)

GPUドライバ/表示マネージャ周り、または設定ファイル破損などで起こることがあります。

古PCは「インストールはできたのにログインできない」があり得ます。

  • まずはライブUSBで起動できるか確認
  • 別のUSBで作り直す(作成ツールも変える)
  • MintがダメならMX、MXがダメならMint(同年代でも相性が真逆になる)

Q. Wi-Fiが繋がらない(特に古い無線LAN)

古い無線LANチップは、Linuxだとドライバ/ファームウェア不足で繋がらないことがあります。

  • まずは有線LANで初期アップデート
  • ダメならUSB無線子機(対応確認済みのもの)を使うのが早い

Q. 体感が遅い。結局なにを優先すべき?

古PC延命で効く順番はほぼ決まっています。

  1. SSD換装(HDDのままだと何を入れても重い)
  2. メモリ4GB(2GBだとブラウザが厳しい)
  3. 軽いブラウザ/拡張機能を減らす
  4. ディストリは「入って安定した方」

Q. 失敗しない「試す順番」をもう一回教えて

迷ったらこの順でOKです。

  • ATI系GPU → まずLinux Mint XFCE
  • Intel内蔵GPU → まずMX Linux XFCE
  • ダメならUSB変更 → USB2.0 → nomodesetの順で潰す

迷ったらこれ:古PCで成功率が上がる試す順番

  1. SSDに換装(HDDのままだと何を入れても遅い)
  2. USBを2本用意(メーカー違いが効く)
  3. ATI系ならMint XFCE → ダメならnomodeset
  4. Intel内蔵ならMX XFCE → ダメならnomodeset

まとめ:Core2世代の古PC延命は「入ったからこれ」が正解

Core2世代クラスでのLinux Mint XFCE vs MX Linux XFCE比較。

大事なのは軽さではありません。

インストール成功率=相性がすべて。

  • XPS M1210 → MX Linux 25.1 XFCE
  • Latitude D531 → Linux Mint 22.3 XFCE

古PC延命では、「軽いからこれ」ではなく「入ったからこれ」が正解。

補足:「遅い」「フリーズする」場合は、まずSSD換装とUSB見直しが効くことが多いです(上で紹介したパーツをチェックしてみてください)。

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